第3回道徳ナビIN大阪 6月会 20人で開催しました。

◆道徳ナビIN大阪 第3回学習会開催!!

 第3回道徳ナビIN大阪を、6月9日(土)13:30~17:00、大阪府教育センターにて、20人の参加で開催しました。

 まずは恒例の自己紹介。今回は常連の人が多数を占めていたので、一人ひとりがしっかり今の状況を話しました。 →      京都からわざわざはるばるやってきた松岡先生は、前日にも京都市の研修で横山先生からマル1日研修を受けたと自慢げに話す等、研修会は最初から楽しい雰囲気ではじまりました。

 今回は、柏原市立柏原東小学校上垣教諭が進行を担当しました。

 前半は「ヒキガエルとロバ」「七つ星」を使い模擬授業。テンポのよさとキレのよい発問を問い、模擬授業を軽快に進行!!現在上垣先生は、中心発問の次の発問、終末にかけての発問を研究するために、大阪教育大学大学院に通っているそうです。これからも特にこの部分の問いを大切にして授業を構成していきたいと語っていました。                   

 後半は「ぴよちゃんとひまわり」を使い、資料の読み、中心発問づくり等の指導をしてくれました。なかなか手ごわい資料(小学校低学年)で、参加者一同頭を悩ませながらも、必死に考えた勉強会となりました。                                

模擬授業【七つ星】:“柄杓”を持ち授業を進める上垣先生→

★上垣先生の模擬授業を受けて:       

 「ヒキガエルとロバ」は小学生にやっていくには、とても丁寧にしていく必要があるのだなって思いました。低学年の子どもには、状況や場面をしっかりとらえさせないと、次につなげないなって思いました。中心発問についても、中学生相手に考えてしまうので、展開④がいいと思います。

  最後の話で、今年の5年生より、1年間道徳をみっちりやった3年生の方が、ヒキガエルとロバの感想が濃いというお話は興味深かかったです。やはり道徳力も鍛えれば強くなるということですね。また3年生、5年生両学年とも感想をしっかり書くことができている点は、すばらしいと思いました。

  「七つ星」において、丁寧に皆の発言を拾い上げて繰り返すことにより、「心」「気持ち」「思いやり」という定番のイメージから、人間の力を超えた畏敬の念を感じることができました。以前より先生の優しいトーンが心地よかったです。

◆参加者の感想より:

 道徳の資料のどこを読むのか、ねらいに迫るためにどこを聞くのか、改めて考えさせられました。新聞や絵本は道徳の授業をするには、クローズアップしてねらいにまとまっていかないという視点はなるほどでした。事実に基づいて、心の部分を考えていくと言う道徳の授業としての発問を指導案を立てる時に大切にしていきたいです。【ぴよちゃんとひまわり】は、最初読んだ時は、何を問えばいいか分かりませんでしたが、他のグループの意見を聞いて、自分の考えと違う考え方が聞けて深まりおもしろかったです。中心発問のポイントになるほどと納得でした。

 定額ねでの授業はいつも発問、問いかけに難しいなと感じていました。たくさんの資料で学べて良かったです。「脱皮しない蛇は死ぬ」なるほどなあ―と思いました。日々、勉強して授業の向上に努めたいと思います。また、ぜひ、次回も学ぼうと思います。

 平成24年度6月 3回目 6月10日  【道徳ナビのまとめ】