広島合宿(8/17~18)&カリナビセミナー(8/16)を開催しました。
◆広島合宿IN三次:
広島合宿IN三好8月号(まとめ) 3回目 8月19日
日:平成25年8月17日(土)~18日(日)
場所:君田温泉森の泉
(広島県三次市君田町泉吉田311-3)
参加者:33名
内容:模擬授業
鳩が飛び立つ日~石井筆子~
中学校文部科学省道徳読み物資料
松原T(大阪府和泉市立郷荘中学校)
松原T カリナビIN広島 8月 平成25年8月17日 授業録
◆資料分析
立志の人~山川健次郎~
小学校文部科学省道徳読み物資料
鳩が飛び立つ日 -石井筆子ー 13.08 鳩が飛び立つ日(松原T)
鳩が飛び立つ日 石井筆子(川﨑T) 13.08 鳩が飛び立つ日分析表a
立志の人ー山川健次郎ー_28 13.08 立志の人(松原T)
立志の人 -山川健次郎ー (川﨑T) 13.08 立志の人分析表ad
毎年恒例の広島県三次市で行われる広島合宿が、この土曜日・日曜日に行われました。この合宿は例年藤永先生のお寺(善立寺)で行っているのですが、今年は瓦の吹き替え工事のため、急遽君田温泉森の泉で行うことになりました。
今年度で3回目ということもあり、関西より10名(大阪9名・京都1名)、広島より23名の参加があり、交流の輪が大いに広がりました。
今回は松原先生の提案で、文部科学省資料の中から、偉人の資料を2本取り扱いました。偉人の資料はどちらかというと扱いにくく、避けがちな資料ですが、それを果敢にもチャレンジしてくれました。
前半は中学校資料“鳩が飛び立つ日~石井筆子~”を松原Tが模擬授業形式で行いました。難しい心情表現が随所に書かれている資料なので、参加者一同どう読み取るか必死に悩みながら深めていきました。列の順番に指名をしていくので、次に当たる人は前の人の意見をじっくり聞き、その意見に重なりあう発言をすることで、資料の読みが深まりました。考えることの大切さを本当に感じる授業となりました。授業終了後藤永先生よりこの資料誕生の秘話などの話もあり、心底考えることができました。
後半は小学校の読み物資料“立志の人~山川健次郎~”をグループで読み込み、中心発問をじっくり考えました。偉人の資料には、必ず1-(2)「向上心」の部分が強く含まれていることを踏まえながらチャレンジしました。8つのグループがおのおの中心発問、ねらいとする主題を考え、その違いがおもしろくとてもためになる研修になりました。
この研修の締めくくりに、藤永先生より、「道徳の時間は何をする時間か」という話があり、参加者一同まずは基本に返りしっかり学習指導要領を読み込むことの必要性を痛感しました。
研修後はいつものように大懇親会を開催し、親睦の輪を広げました。とても互いの距離が縮まり、楽しい中にも熱のある懇親会になりました。第3回目のこの広島合宿も大成功に終わり、今後第4回、第五回と続けていくことができれば、またこの研修が関西と広島を結ぶ素敵な架け橋に大いに貢献できればと強く思い、大阪に帰ってきました。本当に藤永先生を始めたくさんの方々のご協力ご支援ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。
●参加者の感想:
本日は楽しい身になる研修をありがとうございました。私も偉人についての資料を大変難しいなと感じておりました。複数の人間で中心発問など一つのことを考えることの楽しさ、すばらしさを感じることができました。楽しいということが私にとって大事ですごいものだと感じました。英気をいただきました。
今日は広島も先生方がたくさん集まり広い会場のテーブルがほぼ埋まり、すごいなって思いました。今回の偉人の資料はどちらもとても参考になりました。発問に対する答えもいつもの近畿とは、またちょっと違い、グループでの話し合いも同じように「ちょっと」違っていました。こういう視点から考える方法もあるんだなって思いました。地域によって道徳って少しずつ違うのかもしれないけれど、道徳でのねらいは一緒だと中心発問を一緒に考えながら思いました。とても勉強になりました。
初めて来させていただきました。来た甲斐がありました我流になるな。学習指導要領に立ち戻れ。道徳的実践力が着地点・・・こうした大切なキーワードを心に銘じます。初めて来た者として、理論的な所のお話をもっと時間をかけてゆっくりお話しいただければ、もっとよく理解できたように思います。大阪と広島の太いパイプを感じました。有意義な時間をありがとうございます。
「偉人」を取り上げた資料を用いての模擬授業、そして研究協議、新たな発見もありとても為になる時間でした。ありがとうございました。どの資料でも分析する際には価値項目も視野に入れながら、児童に気づかせたい部分を問うていくことの大切さを感じました。藤永先生の道徳の評価を見るための話、とてもわかりやすく勉強にうなりました。
今日は本当にありがとうございました。私は高学年を担任したころがなく、高学年の資料に触れる機会も少なく、今日の資料がとても難しく感じました。それと同時に、持っている学年以外の資料もどんどん分析していかなければならないと感じました。グループで中心発問を考える形式はとても勉強になるので、学校でも取り入れていけばと思いました。子どもたちにこんな価値を持たせたい、こんな答えをしてほしいと発問を考えていかなければいけないと思うので、これから指導案に生かしていきたいです。
⇒工事中の屋根に登り上からの撮影。“絶景かな!!
◆カリナビセミナー
日時:平成25年8月16日(金) 14:00~17:00
場所:大阪府教育センター
参加者:32名
内容:
模擬授業+資料分析
参加者の感想:
初めての参加ではありませんが、何回聞いても新鮮で奥が深いと思いました。普段生徒に「道徳の時間は考える時間やからいろいろ考えよう。どんな意見も間違いちゃうからどんどん考えて発表してや」といっていますが、本当にその通りだと実感させられました。「最後の年越しそば」はいろいろな角度から考えることができる資料だと思いました。「ハンスのパン」に至ってはどこをとっても考えられるすごい資料ですね。とても勉強になりました。
模擬授業はとても参考になりました。基本発問を簡単にして中心発問について少しずつ少しずつ深まっていきました。「54才でなくなった父が私にのこしてくれたもの」について深く考えることができました。授業についての準備を時間をかけてやっていきたいです。
先日は八尾市役所でご講演いただき、ご宣伝(笑)もいあったというのは冗談で、道徳について少し興味が湧いてきて勉強させていただきたいと思い参加させていただきました。先生のお話を聞いているだけでわかったような気になるけれど、実際に中心発問を考えてみるだけで相当考えさせられました。本当にまだまだだなあと思うとともに、もっと勉強したいと思う気持ちになりました。本当にありがとうございました。
久しぶりに川﨑先生の3時間研修を受けました。模擬授業は大胆な展開でなかなかマネのできないものだと感じました。しかし中心発音で時間をかけて答えを引き出していくところは“さすがだと思いました。黒板上の展開はいろんな意味で絶対まねできそうにないですが、授業の展開については一定のねらいを持ってうまく発問しているなって感じました。“ハンスのパン”は内容項目をどの部分を中心場面にするかによってかなり変わっていくように思います。ある意味、多様な授業ができそうでおもしろいと思います。