道徳ナビIN大阪 9月会 33名で行われました。
◆道徳ナビIN大阪 9月会
道徳ナビ9月号 18回目 9月14日
日時:平成25年9月14日(土)
13:30~17:00
場所:堺市民会館
参加人数:33名
内容:
(1)模擬授業
釜づくしの池(和歌山県郷土資料)
谷口T 道徳ナビ9月 130914
釜づくしの池 指導案
(2)資料分析・プチ模擬授業
まけへんでー川本幸民ー
(兵庫県郷土資料)
●今回は、2本の郷土資料を考えました。
まず和歌山市の谷口先生が郷土資料「釜づくしの池」を使い模擬授業をしました。範読後、まず参加者にこの資料の中で気になるところを問い、「おじいさんが人柱になる」と言った場面を取り上げ、おじいさんの思いを深めました。そこを起点に、村人が幾晩も話し合ったときの思いにつなげ、最後に『釜に込めたれた村人たちの思い』をじっくり考えました。すごく間のよい授業で、参加者がこの「釜づくしの池」の世界にどっぷりと浸りました。
次に、兵庫県の郷土資料「負けへんでー川本幸民-」の資料分析を行いました。そして最後にこの資料の地元の三田市教育委員会の松下指導主事がプチ模擬授業をしてくれました。松下指導主事は地元の偉人川本幸民ということもあり、すごく熱のこもった授業を展開してくれました。「流石だ」という声が聞かれた素敵授業でした。
両資料とも、普通の道徳の資料の構図ではないものだったので、なかなか手強く考える一苦労の資料です。でも考えることは楽しかったです。
次回は、10月11日(土)13:30~ 堺市民会館で行います。お楽しみに!!
参加者の感想:
模擬授業ありがとうございました。とても細かいところまで読み込まれ計画されていて勉強になりました。後半の資料の読みはとても難しかったです。他の人の「読み」や「意見」を聞かせていただいて、また、「プチ授業」の中で、新しい見方や自分の思っていたのとは違う進め方を見せていただいておもしろかったです。次回も楽しみです。
郷土愛や偉人の資料で勉強をするのは初めてでした。しかし、2つの資料から、「みんなでよりよく生きる」ことを学びました。私も「負けへんで」の指導案の方が書きやすいだろうと思いました。また参加します。
主人公の変化したところがなく、助言者がいない読み物資料の扱い方が大変勉強になりました。
郷土資料は、道徳初任者にとっては手強かったです。しかし、その土地に住んでいる児童や生徒にとっては身近に感じるし、また感じ方も違うと思います。川﨑先生は「道徳は生きることのすばらしさを感じる時間」という言葉に、何か勇気をもらいました。
初めてということもあり緊張しながら参加させていただきました。聞かせていただいた意見や考え方はすべて「なるほどー!」と思うものばかりで、驚きの3時間でした。考え方の方向性や視点も教えていただくことができ、ずいぶん刺激になりました。また来ます。
これまで2回参加させていただきましたが、何となく分かったつもりになっているものの、中心発問を考える際、他の先生方の話に圧倒されて、まだまだ道徳の入り口にも立っていないと痛感しました。今年度、初の実習生を持たせてもらうことになり、ここで学んだことを少しでも伝えることができるといいなと思います。
今日もありがとうございました。板書の方法ではびっくりな手法を見せていただきましたが、よく準備されたものだと感心しました。次回も学ばせていただきます。