道徳ナビIN大阪 和歌山ナビ 13人の参加で行われました

日時:令和7年2月23日(日)

9:30~13:00

場所:和歌山県教育センター学びの丘

松原先生の授業を受けて

伝統文化に対する深い議論ができたのがよかったです。議論を深めるために、「AI」や「工業生産品」といった対称軸があって、そういった意見が導かれたのも「伝統をつながなければ何がだめなのか?」という問いがよかったからだと思いました。

「なんでがんばるのか?」「伝統は残さないといけないのか?」という視点で考えると、とても大切な視点がクローズアップされました。それは「残したいという思いを持つ人の存在」だと思います。残すべきかどうかを議論していくと残さなくてはならない理由がぼやけていくように感じていましたが、授業を進めていくと残したいと思う人の確かな思いがはっきりしてきたような気がしました。

 いろんな方のいろんな考えを聞くことができおもしろかったです。「伝統文化を伝えなければいけないの?」という先生の問から、みなさんの考えが深まったというか、その前の「史峰さんはなんでまだがんばるんやろ?」問いにより深いことを考えたように感じました。難しい問いですが、自分なりに考えてみることが楽しかったです。AIで代替えができるどうかということや一旦失われたら復活できないのではというお話がありましたが、「技術」「文化」は、一体ということでいいのかなともやもやしています。伝統が失われていくのはイヤ。この感覚は共感できます。では、それはなぜなのか。自分にもわかりません。そこも面白いと思います。ただ、失われていく伝統もあるというのも仕方がないことだと思っています。

 感想はたった一言で『どうしてこうなるんだろう?』です。とても深く考えることができました。すばらしいです。でもやっぱり『どうしてこうなるんだろう?』です。さっぱりわからないです。多分、「方法論」ではないのだと思います。あらかじめ教材を深く考えておいて、その上で共に考えようとしているからかなと思いました。ありがとうございました。

 道徳の授業をしてみて、難しいと感じたのは、どんな「発問」をすれば、生徒たちは深く考えてくれるかわからないという点でした。「揺さぶる問い」というものが、頭ではわかっていても実際生徒とやり取りする中で瞬発的に生まれるものだと思うのですが、今日の松原先生の模擬授業を受け、指導案を拝見した時にそのスムーズな流れに感動しました。

 学びが多い授業でした。自分は最後の問いに向けて生徒の回答を拾っていくのでAIの話が出た時にどんな流れになるのか分からず、終わった後に指導案を見てねらいが分かりました。自分の授業のやり方が今まで浅かったと反省しました。今日の学びを今後に生かしていきたいです。

次回予告1:松山ナビ
日時:令和7年3月1日(土)13:30~17:00
場所:松山市立椿中学校
 〒790-0947 愛媛県松山市市坪南1丁目1−20

次回予告2:3月ナビ
日時:令和7年3月8日(土)13:30~17:00
場所:四天王寺東中学校・東高等学校  
   近鉄藤井寺駅下車3分