第2回道徳ナビIN大阪5月会 34人参加

第2回道徳ナビIN大阪開催! 

                  ♡恒例の自己紹介です⇒

 平成24年5月26日(土)に大阪府教育センター視聴覚室において、34人が参加する中、第2回道徳ナビIN大阪が開催されました。

 今回は、和泉市立郷荘中学校松原指導教諭が担当。前半は「アイツとセントバレンタインデ―」を使い、模擬授業を行いました。軽快なテンポと独特の話術で参加者を魅了し、一同を松原ワールドにどっぷりと引き込みました。道徳の授業の楽しさをじっくり体感!!                              後半は「アイツの進路選択」を使い、資料の読み、中心発問づくり等の指導をしてくれました。なかなか手ごわい資料で、参加者一同楽しみながらも、必死に考えた1日となりました。

                                                                

  ◆参加者の感想より:

 初めての参加でした。考えさせられることが多かった時間とりました。1つの読み物をどこを中心発問にすればよいか…と考えるには何を考えさせたいのかということを、しっかりと自分の中で押さえておくことが大事だと分かりました。グループの中でも、いろんな考えが出て、その考えに「なるほど!」と共感し合える場でした。ありがとうございました。

   最近授業をしていて、「イマイチだな」と感じることがあり、心がモヤモヤしていました。今日の最後に川崎先生が「今日は何か左脳ばかり使っている印象がした。もっと右脳を使わなアカンのちゃうかな」とおっしゃっていたのを聞いてこれかなと思った。以前にカリナビで同じことを感じていた。そして「僕はこうはならないぞ」と強く思っていたのだが、最近の僕は左ばかりになっていた気がしました。心がすっきりしました。 

 

「1」松原Tの模擬授業:資料「アイツとセントバレンタインデー」

 ◆松原Tの模擬授業の感想より:

 私自身、2-(4)をどのよう授業をしたらよいのか全く分からないので、本当に勉強になりました。「中学生に何を気づかせるとよいか?」を考えていきたいと思います。

 男女の考えの比較をして、お互い異性に対しての理解を深めるという流れでおもしろかったです。ただ男女の極まった意見の違いを感じることがあまりできなかったなと感じました。大人になった今でも男女の思考回路はそんなに違うのかな?とあらためて、疑問に思いました。

 普段私は小学生を指導しています。中学生では、このような男女の恋愛の難しい内容を指導しているのかと驚きました。恋愛については、私も今でも答えが見つかりません。男も女もお互いが理解できないからこそ悩んで成長していくのかなと思いました。

                           12.05.25_アイツとセントバレンタインデーV2

                           12.05.25_アイツとセントバレンタインデー分析表

                            12.05.25_アイツの進路選択

                               12.05.25_アイツの進路選択分析表    

 「2」後半:中心発問づくり&プチ模擬授業:「アイツの進路選択」

 後半は、「アイツの進路選択」を使いグループで読み込み中心発問を作りました。その後3~4分程度の中心発問を使いプチ模擬授業を行いました。

  各グループの発問と内容項目                 

1班:1-(5) 個性伸長    

 【言いようもない不安と戸惑いはどんなものだったでしょうか?】

2班:1-(5) 個性伸長

 【真一の感じた不安は何だったでしょうか?】

3班:1-(5)個性伸長

【真一は進路選択で何を大切にしたいと思っているのだろうか?】

4班:1-(5)個性伸長

【真一は水明と決心したが、なぜ悩んでいるのだろう?】

5班:2-(4)異性理解

【真一は返す言葉がなかった。なぜ?】

6班:2-(4)異性理解

【真一は「出かけた言葉を」なぜ飲み込んだのか?】

◆参加者の感想より 

  中学校資料で、進路問題と思春期を送っている異性の恋愛感情について問いかける資料を勉強させていただきました。児童生徒理解に参考になる資料でもありました。

 アイツシリーズはなかなか扱いにくい避けてきた資料です。今回、この場でいろいろ考えられたことはよかたです。人格を尊重する、そこにもっていくために適切な中心発問を考えましたが、「進路選択」はこの問題を強く含んでいるので、どうしても引っ張られてしまいます。2-(4)異性理解にもっていくための発問の工夫を、これからも検討していきたいと思います。

「3」藤永先生による最後のまとめ:

                      2-(4):異性理解

 『男女は、互いに異性についての正しい理解を深め、

                    相手の人格を尊重する。』 

 互いが相手の存在の独自性を認め、相手の考えや立場を尊重することが大切である。世の中にはマスメディアによる間違った性知識が溢れている。そういう中で異性関係も人格を尊重することに基づいて考える必要がある。相手を人として大切にする心が重要である。

        川崎の指導案:アイツとセントバレンタインデー H24年5月 2-(4)                      

        川崎の指導案:アイツの進路選択  H24年5月 2-(4)