道徳ナビIN大阪12月会 14名の参加で行われました

日時:令和6年12月14日(土)

13:30~17:00

場所:四天王寺東中学校・東高等学校

参加人数:14名

 本日も楽しい勉強会をありがとうございました。授業をさせていただきました。実際生徒の前でするよりいろんな答えを出していただき、次回の生徒の授業で使わせていただこうと思います。今までは「思いやり・感謝」はわかり切っていることを聞くうわべだけの授業になってしまっていましたが、今回指導案を考えて改めて「人間っていいな」という思いになりました。また、授業をさせてください。

 「思いやり(人間愛)」や「畏敬の念」は言葉にするとつまらなくなるというのはその通りだと共感させられました。『愛』を言葉にするとウソっぽくなる感覚と同じようにも思うし、「畏敬の念」は人間の力を超えたものなので言葉自体を失う感覚でもあります。それでも、道徳では言葉にしていかなければいけないので、肝心なことは物語の主人公が『絶句する心境』をどれだけ想像できるかというところにあると思います。その心をしっかり深める時間を作り出すことを大切にすべきだと思います。

 今日は「親切・思いやり」について多くの学びを得ることができました。「親切を受けた人」が「感謝」したことを「社会に還元する」という流れもとても理解できました。「不完全義務」として、個人裁量に任せられる部分ではありますが、人の思いを深く考えることの楽しさを、今日の道徳ナビでしっかり味わうことができました。学びのこの楽しさを子どもたちと共有できる喜びを日々の道徳の授業で感じることができるのも(今年は理科専科で子どもたちへの道徳の授業の機会は少ないですが)大阪ナビでの月1回の経験のおかげだと思っています。

 今日の松村先生の授業は、しっとりとした落ち着きとドキッとする仕掛けもあり深い内容のものでした。総合や特活と道徳をリンクさせる場合、学習指導要領では総合や特活の学びを道徳で深化すると書いていることもあり、順序としては「思いやりとは何か」を考えてから道徳を行うのがよいのではないでしょうか。ただ、道徳で考えたことを基に論理的に追及するのも面白いかなとも思います。今回資料読みした他の教材も学びが多く楽しい時間を過ごすことができました。ありがとうございました。

 今回は、「思いやり」について学びました。お互いに相手のことを考え、相手が気づかないように相手に役立つことをするのが「思いやり」。もらった人もあげた人も気持ちよくなるような授業を子どもたちと一緒に作り上げていきたいと思います。また、子どもたちが義務に感じず「思いやり」のリレーをしたいなと思う『実践意欲』を育てたいとも思いました。

 あたり前のことを問うとおもしろくなくなってしまいますね。「え」と思うところがないと、子どもたちが授業に乗ることができないと改めて思いました。「問い」がシンプルになっていくと、「問い返し」などで工夫していかないといけないとも思いました。

※次回予告1:舞鶴ナビ日時:
 令和7年1月18日(土)13:30~17:00
 場所:西駅交流センター3階ホール   
     西舞鶴駅[出口1]徒歩0分 
※次回予告2:1月ナビ
 令和7年1月25日(土)13:30~17:00
 場所:四天王寺東中学校・東高等学校   
 近鉄南大阪線 藤井寺駅南口下車3分
 
※次回予告3:2月会
 令和6年2月22日(土)13:30~17:00
 場所:四天王寺東中学校・東高等学校   
 近鉄南大阪線 藤井寺駅南口下車3分 
※次回予告4: