道徳ナビIN大阪3月会 17名の参加で行われました
日時:令和8年3月7日(土)
13:30~17:00
場所:四天王寺東中学校・東高等学校
参加人数:17
令和8年3月7日(土)、四天王寺東中学校・東高等学校にて「第210回 道徳ナビIN大阪」が開催されました。教育相談会(カリナビ)時代から数えると通算248回目となる本会では、17名の参加者が集まり、主題「真理の探究」を中心に道徳的価値を深める方法を学びました。
1. 模擬授業:真理の探究をどう深めるか
前半は、東京の大学へ転任される高宮先生(大阪体育大学)による、小学校高学年教材「真の看護を求めてーナイチンゲール」の模擬授業が行われました。今回の模擬授業では、高宮先生の「真理の探究そのものは道徳ではない」という言葉が、多くの参加者に深い感銘を与えました。「真理の探究」という内容項目が持つ「立ち位置」や他の価値項目との関わりを体系的に理解することができたことがよかったです。また、道徳の授業では「探究し続ける楽しさ」「答えを教え込むのではなく全員で問いの答えを探し続ける楽しさ」を参加者がとても体感することができました。
2. 教材分析:多角的なアプローチの検討
後半の教材分析では、2つの異なる視点から授業の「在り方」を追求しました。
1本目の「サバクバッタを追いかけて」の分析を通じて、教材の内容を追うだけでなく、どこかで教材を離れてテーマを「一般化」し、普遍的な問いに繋げる必要性が共有されました。子どもたちが自発的に意見を出したくなるような「問い」の設定こそが、学年を問わず授業づくりの『鍵』であると再確認されました。
2本目の「白いスニーカー」を用いた分析では、『遵法精神』の根幹について議論を深めました。「権利」や「義務」、「ルールの改善」(ルールメイキング)を論じる前に、まず『規則が何のためにあるのか』という本質をしっかり押さえることが、指導の絶対的な『前提』であるという結論に至りました。教員が価値項目について深い「知識」を持つことで、子どもの多様な「意見」に余裕を持って対応できる「指導の厚み」が生まれることをみんなで共有できたことがよかったです。
今回の道徳ナビは、「教材」の扱いから「指導」の前提条件まで、道徳教育の『根幹』を揺さぶる極めて濃密な時間となりました。4月からも「模擬授業」を柱に、子どもたちが自ら『考え』『語り合える』授業づくりを共に追求していきましょう!!
■参加した感想:
まずは、きまりの意義『何のためにきまりが存在するのか』をしっかり押さえてからやるというのが、当たり前だけど「灯台下暗し」で、今日の学習会での大発見でした。子どもたちが考えられるように授業を進めていくことやただ話し合うだけではなく「目的」を持って考えることの大切さを今日は改めて学びました。そして、つくづく『道徳的価値』について知っておくこと、「知識」だけを与えて教師が押し付けては困るけれども、「知る」ことでより教師の「視野」が広がり、子どものたち「意見」に適切に余裕をもって対応できると改めて思いました。ありがとうございました。
今日は改めてこの道徳ナビの貴重さを感じる学習会になりました。当然ながら物事は「有限」であり、いつか「終わり」が来るものです。ただそのことを改めて意識すると重たい気持ちになりました。今日の今日材からは深く考えることができました。最近の教材は、どこかで教材を離れなければいけないものが増えてきたように思います。どこかで教材を離脱し、『一般化』してテーマ(内容項目)を追及する必要があると考えました。また4月からもよろしくお願いします。
本日も楽しい勉強会ありがとうございました。高宮先生の模擬授業は、授業構成が良く深く考えられる授業で「問い」の答えをみんなで探し続けることができとても楽しく受けることができました。後半の『遵法精神』の教材では、生徒がいかに楽しく考えることができる授業の「コツ」を学ぶことができました。生徒が主人公の授業を今後も考えていきたいです。
今までは、価値(道徳的)について理解し、どう関連しているかを考えるのが大切だと思っていました。でも内容項目表の縦の価値の関連だけでなく、横の「低学年」「中学年」「高学年」「中学校」の関連も見ていくべきだと思いました。今日の「遵法精神」の授業の川崎先生の指導案は、どの学年の教材でも授業ができると思ったし、そこに「低学年」「中学年」「高学年」「中学校」の関連があるからこそ、しっかり学ぶことができると思いました。ありがとうございました。
今日の学習会では『真理』を探究することについて考えました。ナイチンゲールの人生を通して、「Aの視点」「Bの視点」「Cの視点」「Dの視点」で価値を考え広めていきました。やはり最後は、ナイチンゲールの残した手記が『未来』につながっていくことで明るい展開に収束していけばよいなと思いました。
本日も楽しく学ぶことができました。ありがとうございました。内容項目における「指導の観点」については、よく理解しておくことで、授業のゴールがぶれないことを改めて感じた学習会でした。また参加者の多様な「視点」や「意見」からも新たな発見がありとても良かったです。今後も広い「視野」で深く考えられ、そのことを通して自分も子どもたちもしっかり育てていきたいと思いました。
1つ1つの教材で、「見方」「考え方」「とらえ方」が異なり大変勉強になりました。生徒が考える「発問」については常に悩んでいます。また、子どもの発言についての「問い返し」も難しいと感じています。今後も機会があれば学びたいと思います。本日はありがとうございました。
真理の探究の2つの教材から、内容項目の大まかな内容理解が進んだように感じました。高宮先生の「真理の探究そのものは道徳ではない」の言葉が印象に残りました。『遵法精神』の教材「白いスニーカー」の取扱いにはグループで話し合っているときとても悩みました。難しい教材だと思いました。川崎先生の「『守ることの大切さ』の理解が前提」の話にとても納得させられました。ありがとうございました。
「真理の探究」の模擬授業と教材分析はおもしろかったです。今日の学習会では、内容項目には『立ち位置』があり、発達段階で関わりがあり変化があることを学びました。あたり前だけれど『教材』によっても、「何」を考えさせるのかが違っておりそのことをしっかり子どもたちと一緒に考えていきたいです。後半の川崎先生の(遵法精神)での押さえるべき箇所の話は勉強になりました。どの学年でも大事にすべきことと思えたし、何より子どもたちが意見を出したいと思える『問い』の設定をしていきたいと思いました。
今日の後半の『遵法精神』の所で、「規則の意義を理解しないで『ルールメイキング』を考えるのは意味がない」という話はその通りだと思いました。逆に、『ルールメイキング』を扱うのであれば、『規則の意義』をしっかり問うていくことが必須であると今日は学びました。
| ※次回予告:4月ナビ 日時:令和8年4月11日(土)13:30~17:00 場所:四天王寺東中学校・東高等学校 近鉄大阪線藤井寺駅下車3分 |
| ※次回予告:5月ナビ 日時:令和8年5月9日(土)14:00~17:00 場所:四天王寺東中学校・東高等学校 *13:00~14:00 日本道徳教育学会近畿支部の総会のため30分遅くなります。 |
| ※次回予告:6月ナビ 日時:令和8年6月27日(土)13:30~17:00 場所:四天王寺東中学校・東高等学校 近鉄大阪線藤井寺駅下車3分 |




